健康とは?~日本人本来の力~


忘れ去られつつある日本の伝統的知恵

痛みや痺れに悩んでいるけれど、『忙しくて治しに行けない』
『自力でなんとかしたいけど上手くいかない』と後回しにしていませんか?

ー何故、古来の日本人は西洋人が驚くほどの体力や筋力を備えていたのかー
これは、ほんの数十年前まで当たり前だった、いわば「健康力」ともいえる能力のお話です。

当院では、日本の伝統の節々に遺される「日本人本来の力」の使い方を
体育の授業に悩む小学生から、足腰の痛みに苦しむ高齢者まで、幅広い年齢層の方にお伝えし、
元氣と健康を実現していただく事で、多くの方から感謝の声を頂いております。

何も写真の時代の人々の様に、超人になる必要はありません。
ほんの小さな知識と気付きで「自分本来の能力を取り戻せる」というお話です。

1. 痛みとは何か?

世の中には横文字が増え、漢字を使う事が減りましたが少しお付き合いください。
余り知られていませんが不通則痛 通則不痛とは東洋医学・中医学の基本的概念で、

氣血水が通っていなければ体の組織は傷み、通っていれば傷まない
(細胞が適度に栄養されれば正常で、過不足があれば病む)という意味です。
病や痛みが、どうして起こるのか?を簡単に説明した言葉といえるでしょう。

ではもう一度、不通則痛 通則不痛に目を遣ってみましょう。
すると「通」と「痛」は「甬」が共通している事が分かります。

他にも「桶(おけ)」や「涌(わ)く」「雨樋(あまどい)」にも「甬」が見られます。
この、元は竿の先に中空の管をつけ風を受けて鳴るようにした風笛の事で、
「甬=中空の管​」というイメージが分かります。
ということは​「甬(中空の管)​」の中を「辶(行く)」=」うの意味になります。

血液やリンパ液や電気信号を通す「甬(中空の管)」とは、
血管やリンパ管・リンパ節、神経線維の事を指します。

「甬(中空の管)」としての血管やリンパ管・リンパ節、神経線維
血液やリンパ液や電気信号が上手く「通わず」にいる事で、
やがて「痛み」や「痺れ」を含む「病」となっていく、という事です。

つまり、血液やリンパ液や電気信号「甬(中空の管)」の中に通わないから、
正常な新陳代謝が妨げられ「甬(中空の管)」が「疒(病んで)」=「痛」むのです。

では、なぜ血液やリンパ液や電気信号を通す「甬(中空の管)」が「病」のでしょうか?

2. 痛み、痺れ、病はどこからやってくる?

血管やリンパ管・リンパ節、神経線維が傷む原因とは何でしょう?
多くのメディアや多くのテレビ番組などでも、この問いについて語られており、

「筋膜の癒着」「軟骨の擦り減り」「神経の圧迫や損傷」だとか言われますが
これらは間違えていませんし、正しくもありますが、十分な理解ではありません。

血管やリンパ管・リンパ節、神経線維が傷む原因、それは【老化】です。
老化】とは、【細胞の機能障害】を意味し、年齢とは本来、直接無関係です。
これは、五十肩の小学生80代の釣り好き老人でも比較出来るように、
個人の生活習慣に大きく左右されるものです。(歳を取るのは【加齢】ですね!)
(生活習慣によって若い人や老けた人に分かれるのは、老化細胞の多い少ないによる!)

【細胞の機能障害としての老化】には3つの要因があり、
【細胞の錆び=酸化】【細胞の焦げ=糖化】【細胞の火事=炎症】と言われています。

「甬(中空の管)」である血管やリンパ管・リンパ節、神経線維が傷む原因は
【細胞の機能障害としての老化】ですが、錆び焦げ火事になるのは何故でしょう?

実は、細胞の錆び焦げ火事は、『健康』ではないから起きるのです。

もう一度、漢字の勉強をしてみましょう。
「健康」とは元々、「健体康心」の省略形で、「元気な体と平和な心」の事
肉体の事だけを指すものではありませんでした。
では、この中でも「健」という字に着目してみましょう。

「健」は「人+廴+聿」に分解できます。
人は分かりますが、が分かりにくいですね。
は伸びる様を、は真っすぐに立つ様を表しています。
つまり、「人が真っすぐに伸び上がれる様を健やか」という事になります。

則ち、細胞の錆び焦げ火事は、「人が真っすぐに伸び上がれない」事で生じる、
つまり、
人が重力に対して吊り合わず、姿勢や動作に過不足や無理があれば起きる、という事です。

重力に対しての吊り合いや、姿勢動作の過不足というと難しく聞こえますが
もう少し難しい専門用語では、「平衡機能障害」や「自律神経障害」とも言えます。 

真っすぐ立てない、真っすぐ歩けない、真っすぐ伸ばせない体や、
そのような姿勢と動作だと、血管やリンパ管・リンパ節、神経線維が真っすぐになれず
血管やリンパ管・リンパ節、神経線維が、ぐちゃぐちゃに歪んだり崩れたりして、
その結果、血液やリンパ液や電気信号は、正常に通う事が出来ずに
知らない間に、体内に不調を抱える事になってしまいます。

基本的に人を含む動物の生命反応は、伸び縮み(快不快)しかありません。

赤ちゃんや犬、猫などの自然な生き物の様に伸びをする人、しない人。
お腹の底から深呼吸を良くする人と、出来ない人とでは、雲泥の差があります。

お肉を食べて、そのお肉が美味しいかそうでないかは、その生き物の生き様です。
あなたのお肉が美味しいか、元気なお肉かは、日常の伸びや姿勢にかかっていますね。

が続かない事は、意気が続かない事でもあり、活きが続かない事にも繋がります。
当院の【IUB Activation(良能整軸換気術)による整体】では、
身を美しく保つ躾として『日本人本来の所作』を簡単に学び、覚えられるので
運動が苦手な方や、病気や怪我の後遺症でお困りの方に、特にお勧めです!

3. 健康の本来の意味とは?



「健」
「人が真っすぐに伸び上がれる様」という事は先程ご紹介しましたが、
「康」の意味はというと、悩みがない心の状態・やすらいだ穏やかな心になります。

ここまで、原因究明の道筋として
「痛・病」=【(全身の命の循環の不通)➡(細胞間の不通)➡(重力との不整合)】
ということを解説してきましたが、この重力というものには、二つの側面があります


・無限に続く、終わる事のない永遠の重たさ、地縛力。
・無尽に注ぎ、常に上下を教え、方向を定めさせる不滅の羅針盤。

多くの方は重力という言葉を「重くて大変なもの」と捉えがちですが、
無重力の世界では、私たちの肉体は異常をきたし、健康に生きる事は困難です。

ご自身の体や、地球の重力を「重くて大変なもの」と捉えていては、
悩みがない心の状態・やすらいだ穏やかな心としての「康心」には至れません。

真っすぐに伸び上がれる事が心地よく、「痛・病」の悩みがない心の状態。

この健康を手に入れるために、とても有効なのが和室の所作。特に正座です。


足腰などの不調で、正座が出来ないという方でも、
当院での施術やリハビリを通じて、簡単に身に付けることが可能です。

出産後七年間正座が出来なかった40代後半の女性は、たった一回の施術で
坐骨神経痛による足腰の痛み痺れが解消し、正座が出来た事で感涙されていました。

老若男女問わず成果を得られるIUB良能運動療法は、健康を求める全ての方に有効です。

 

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  • 内藤泰弘

    このブログの記事は「内藤泰弘」が書きました。

    はじめまして。八尋整体整骨院 院長の内藤です。
    私は幼い頃から体を動かすこと全般が割と好きな方で、よくケガをしていたので接骨院や整骨院のお世話になっていました。しかし、まさか自分がこの仕事に就くなどとは、当時は夢にも思っていませんでした。
    転機となったのは、20代の時の大怪我を負ったことで、寝たきり→車いす→松葉づえという、不自由な体を得たことがきっかけでした。

    当時、身体の複数か所に障害があり、肩専門の治療院では肩が、腰専門の治療院では腰が改善されました。しかし専門外の治療はあまり期待が出来ず、ただでさえ身体を動かすことが辛い中、肩や腰、膝など、それぞれの専門治療院に複数通う必要がありました。この経験により、
    【人に頼らず自分で良くなろう!】と一念発起したことが、この世界に入るきっかけでした。

    はじめは、整体院や接骨院で見習いをしながら、ヨガや武術を学び、自身のリハビリを通じて実践的な知識と経験を積みました。さらに、カイロプラクティックやオステオパシーといった西洋医学に加え、ヨガや武術を通じて伝統医学の視点からも健康を探求。こうして、科学と伝統の両面からアプローチできる「健康のスペシャリスト」としての道を切り拓きました。 そして、その学びと経験をもとに独自の施術理論を確立。これに基づいた治療を提供するため、独立開業に至りました。
    この貴重な経験と様々なご縁から得た知識・能力を、患者様お一人お一人のゴールに合わせ、二人三脚で願いをかなえることを仕事にさせて頂いております。
    お体や自律神経などの問題でお困りの方は、是非一度ご相談ください!

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